『千夜一夜物語』(全11巻)

K:「官能図書」カテゴリーにかゐゑ姫たまが掲載をしてくれたのですが「伴走図書」(命名:かゐゑ姫)として、こちらで改めて取り上げたいと思います。「伴走図書」とは課題図書のように明確な読書期限は定めずに、ゆっくりおっとり読んでいきましょうといった趣旨です(多分)*1
千夜一夜物語』、アラビアンナイトは子供のころから物語の存在はずっと知っていたけれど、だからこそ改めて読んでみようと思う気持ちがなかなか起きなかった一作品です。さてさて、どうなるのでしょうか(笑)。

C:掲載ありがとう。
ちくま文庫からの全11巻(!)にも及ぶ復刊が終了したこと、「官能図書」からの派生もあり、いい機会だから読んでみようと。一人だと途中で挫けそうなので、コロ姫たまに伴走をお願いしたところ、快く引き受けてくれました。
様々なタイプの物語がぎゅっと詰った説話集。編纂者別に様々なヴァージョンがあるようで、今回取り上げるのは、その膨大な物語群をリチャード・バートン氏が編纂した「バートン版」です。
11巻完走できるのかわかりません(笑)。まずはこの第1巻です。1巻をゆっくり*2と読み終えたところでその後の展開を考えていきましょうね(笑)。でも、全11巻読了後に幻想文学リストにも挙げた『アラビアン・ナイトメア』*3を読んで仕上げとする、までが一応の計画となっているんだけどね(笑)。(05/01/15)

C:下の書き込みでパゾリーニが登場したので。
最近の話題がここでまた繋がるよ。パゾリーニは『千夜一夜物語』を映画化していてね。タイトルはそのままの『アラビアンナイト*4。『ソドムの市』よりずっと爽やかな入れ子構造の作品だよ(笑)。読み始める前のウォームアップ(助走?)として鑑賞してみるのもいいかもしれないね。
さらに!「官能図書」へ繋げよう。
未読だけど、ゴンクール賞受賞作、ドミニック・フェルナンデス著『天使の手のなかで』(ISBN:4152076275)という小説があってね。「貧民窟で17歳の少年に撲殺された映画監督パゾリーニの生涯を描くことで、自己破壊衝動を持つ同性愛者の心理を描き尽くした、ゲイ*5小説というジャンルの記念碑的作品」らしくて。面白そうだよね?ボーイズラブ万歳(そうなの?)のコロ姫たまに是非、読んでほしいよ(笑)。(05/01/22)

*1:はずれてないよね?(笑)

*2:うん、その通りの趣旨だよ(笑)。

*3:

*4:

<パゾリーニ・コレクション>アラビアン・ナイト [DVD]

<パゾリーニ・コレクション>アラビアン・ナイト [DVD]

*5:

ハサミを持って突っ走る

ハサミを持って突っ走る


あるゲイの回想録。ちょっと気になる作品。