少し変更

C:セクションアンカー画像と引用ブロックの背景色を(より新春らしくすべく)変更しました。背景色はどちらが好き?以前の色のほうがよければ、戻すよ(笑)。
ご意見を聞かせてください。

K:おぉ…。ピンクな感じになってる!
作業をどうもありがとうー。新春らしい華やかなイメージになったわね。こちらの方が新春らしく、おめでたい(?)感じで好きですよー。
今更だけど、☆君の新春撮りおろし写真を用意すればよかったよね。☆君にお正月の飾りをつけてさ(笑)。(05/01/19)

『千夜一夜物語』(全11巻)

K:「官能図書」カテゴリーにかゐゑ姫たまが掲載をしてくれたのですが「伴走図書」(命名:かゐゑ姫)として、こちらで改めて取り上げたいと思います。「伴走図書」とは課題図書のように明確な読書期限は定めずに、ゆっくりおっとり読んでいきましょうといった趣旨です(多分)*1
千夜一夜物語』、アラビアンナイトは子供のころから物語の存在はずっと知っていたけれど、だからこそ改めて読んでみようと思う気持ちがなかなか起きなかった一作品です。さてさて、どうなるのでしょうか(笑)。

C:掲載ありがとう。
ちくま文庫からの全11巻(!)にも及ぶ復刊が終了したこと、「官能図書」からの派生もあり、いい機会だから読んでみようと。一人だと途中で挫けそうなので、コロ姫たまに伴走をお願いしたところ、快く引き受けてくれました。
様々なタイプの物語がぎゅっと詰った説話集。編纂者別に様々なヴァージョンがあるようで、今回取り上げるのは、その膨大な物語群をリチャード・バートン氏が編纂した「バートン版」です。
11巻完走できるのかわかりません(笑)。まずはこの第1巻です。1巻をゆっくり*2と読み終えたところでその後の展開を考えていきましょうね(笑)。でも、全11巻読了後に幻想文学リストにも挙げた『アラビアン・ナイトメア』*3を読んで仕上げとする、までが一応の計画となっているんだけどね(笑)。(05/01/15)

C:下の書き込みでパゾリーニが登場したので。
最近の話題がここでまた繋がるよ。パゾリーニは『千夜一夜物語』を映画化していてね。タイトルはそのままの『アラビアンナイト*4。『ソドムの市』よりずっと爽やかな入れ子構造の作品だよ(笑)。読み始める前のウォームアップ(助走?)として鑑賞してみるのもいいかもしれないね。
さらに!「官能図書」へ繋げよう。
未読だけど、ゴンクール賞受賞作、ドミニック・フェルナンデス著『天使の手のなかで』(ISBN:4152076275)という小説があってね。「貧民窟で17歳の少年に撲殺された映画監督パゾリーニの生涯を描くことで、自己破壊衝動を持つ同性愛者の心理を描き尽くした、ゲイ*5小説というジャンルの記念碑的作品」らしくて。面白そうだよね?ボーイズラブ万歳(そうなの?)のコロ姫たまに是非、読んでほしいよ(笑)。(05/01/22)

*1:はずれてないよね?(笑)

*2:うん、その通りの趣旨だよ(笑)。

*3:

*4:

<パゾリーニ・コレクション>アラビアン・ナイト [DVD]

<パゾリーニ・コレクション>アラビアン・ナイト [DVD]

*5:

ハサミを持って突っ走る

ハサミを持って突っ走る


あるゲイの回想録。ちょっと気になる作品。

阿部ちゃんが その2

K:阿部ちゃん、ついに…。
受賞作はあたしは未読の作品ですが、かゐゑ姫たまは読まれているでしょうか?
http://www.asahi.com/culture/update/0113/005.html

C:先に掲載された!(笑)
僕もこの吉報は是非載せようと思っていたよ(笑)。ようやくというか、やっとというかの受賞です。
「10年もやってきて、新人に贈られる賞をもらったので、複雑な心境です」とは本人の弁。ともあれ、おめでとう!(笑)嬉しいよ。
受賞作『グランド・フィナーレ』は、『群像』(2004年12月号)に掲載され、昨年の11月頃に読んだよ。『ニッポニアニッポン』『シンセミア』ともリンクする中編でね。過去の作品を相互にリンクさせ、繋がれたその物語群*1全体をさらに包含する大きな物語(つまり、『シンセミア』の続編ってことね(笑))への助走なのかな?などと考えたよ。
近々、単行本*2として刊行されると思うので、よかったらコロ姫たまも読んでみてね。(05/01/15)

*1:神町フォークロア」と呼ぶらしいよ(笑)。

*2:

グランド・フィナーレ

グランド・フィナーレ

『城の中のイギリス人』読書会

C:「よかいち*1読書」企画からの初課題図書『城の中のイギリス人』の読書会を開催します。
「文学的ポルノグラフィー」はどうだった?(笑)官能性はあったのか、どうなのか?そこに見たのは、むしろ恐怖だったのか?考えてみましょう(笑)。
開催にあたって、コロ姫のご都合を聞かせてくださいね。

K:お知らせをどうもありがとう。
『城の中のイギリス人』は眠る前に二日かけて読んだのだけれど、衝撃ゆえ寝つきが悪くなりましたよ(笑)。あたしのほうは、21日か22日あたりが都合がよいのですがかゐゑ姫たまはいかがですか?

C:お返事ありがとう。
「眠る前に二日かけて読んだのだけれど、なんだかモアモアしちゃってなかなか寝つけなかったわよ(笑)」となるべきだよね?今回のようなテーマのもと、選出された作品はさ(笑)。そうならず、「衝撃ゆえ」となっているのがポイントです(笑)。
読書会は22日の22時開始でどうかな?(05/01/15)

K:お返事をありがとうです。そうなのよねえ…、モアモアすべきところなのかもしれないけれど、思いっきり震えながら眠る結果になりましたよ(笑)。特にラストあたりのアレなんかは、思い出してしまっては一人震え上がります。思い出したくないランキングでは、『ソドムの市』(ASIN:B000083YCJ)同様にかなり高い位置にあります。 かゐゑ姫たまは、モアモアできたのでしょうか?どうかモアモアできていますように。
読書会ですが22日の23時でもいいかしら?今回の読書会で、あたしのお誕生日特権本を発表させていただきますね(笑)。(05/01/19)

*1:この名称のままにしておこうね?(笑)

新春仕様

C:「ひめごと」2005年新春仕様に向けて、二人で作業を進めてきました。堂々公開です。
「新春って何っ?!」。☆君のそんな疑問で幕開けです(笑)。

K:新春仕様のページ公開をどうもありがとうー。なんだか☆君、梅の花の画像、タイトル文字が驚くほど全てなじんでいるのよね(笑)。このページはとても気に入っているので、1月一杯はこのデザインで行きましょうね?
これさあ、春になったらサブタイトルを「願わくは、花の下にて春死なん、その如月の望月の頃〜僕の骨はそこだ!(☆君談)」にして、横の花画像を桜にしない?(笑)(05/01/13)

C:新春って15日頃までなのかな?と思いつつも、綺麗なページになったので、1月一杯はこのままにしておきたいなと僕も思っていたよ。
僕の力量不足で、ブラウザのウィンドウを最大化したときのみきちんと見えるというやや歪な仕上がりですが…。なんかねえ、悔しくてさ(笑)。きちっと設定できればよかったんだけど。春仕様までにはなんとか修正したいと(笑)。って、それは西行の辞世の句では…。そういうこと言っているとまた☆君がもらわれそうになるよ(笑)。(05/01/15)

『O嬢の物語』

O嬢の物語
O嬢の物語ポーリーヌ・レアージュ澁澤龍彦

出版社 河出書房新社
発売日 1992.06
価格 ¥588(¥560)
ISBN:4309461050
パリの前衛的な出版社ポーヴェールから1954年に刊行された本書は発表とともにセンセーションを巻き起こしドゥー・マゴ賞を受賞した。女主人公の魂の告白を通して、自己の肉体の遍歴を回想したこの書物は、人間性の奥底に潜む非合理な衝動を抉り出した、真に恐るべき恋愛小説の傑作と評され、多くの批評家によって賞賛された。
  • 推薦者:ひめごと秘め子嬢(コロ嬢)*1

C:少し早いけど、企画の連続性のようなものを大事にしたいので、05年1月の課題図書も掲示します。前年の締めくくりと新年の幕開けがポルノグラフィーです(笑)。エ○○ロです(笑)。
12月の課題図書以上に、本作は「文学的ポルノグラフィー」(©澁澤龍彦)というジャンルにおいてスタンダードな存在だよね。「タイトルはよく耳にする。でも読んだことがない」、そんな一冊でもあるのかな?
部屋名は、「カ○エ嬢の物語」にだけはしないでよ?(笑)

K:掲示をどうもありがとうー。
あたしのほうでも載せようか載せまいか悩んで、1月になったら掲示をしようと思っていたとです。初めての「よかいち読書」*2企画*3から、課題図書が2冊も選出されるとても喜ばしいことになりましたね(笑)。先日映像*4で見たレアージュはとてもきれいなおばあちゃんでしたね。彼女の「この物語は彼*5のために書きました」という言葉がとても印象的でしたよ。
部屋名は「C嬢の物語」*6にしましょうか?(笑)(04/12/16)

*1:候補作リストに挙げたのは僕なのですが、打たれた布石によりコロ姫が主催者に。

*2:だからこの呼称は変えようよぅ(笑)。

*3:新名称は決まった?(笑)

*4:あの作品で、作家アラン・ロブ=グリエの妻が“女王様”であることを初めて知ったよ。

*5:出版社の編集者さんだったかな?

*6:C嬢にすると、ほらお互いに関係があるから(笑)。

『ウェイクフィールド/ウェイクフィールドの妻』読書会

C:12月19日にナサニエル・ホーソーンエドゥアルド・ベルティによる競作『ウェイクフィールドウェイクフィールドの妻』読書会を実施しました。
「人間一人ひとりが精緻に組み込まれた体系」から、そして妻の前から20年にも渡って姿を消す男を描いた「ウェイクフィールド」は、「できればなにもしたくありません」と一切を拒絶した男を描いたハーマン・メルヴィルの短編「バートルビー」と対をなすような作品だったよね。
「素晴らしい!」と感想が一致した「ウェイクフィールド」。「ウェイクフィールドの妻」への感想が分かれたのかな。
コロ姫より、「(両者を)分けても楽しめたほうがよかった」との意見を頂きました。「ウェイクフィールド」を受けて、今度は夫の失踪後に取り残された妻の視点から描くという形式上の一種の制約が起点・前提になっている作品なので分けて考えるのは……あ!もしかすると「楽しめなかった」ことの婉曲な表明としての「分けても」なのだろうか?(笑)
本編では明かされることのないウェイクフィールド自身の失踪の動機とは何だったのか?自分が不在となったあとの世界を覗き見たい(=窃視)欲求と、世界からの一切の離脱の欲求がありそうだ、ということになったんだよね。そして、この欲求は我々のなかに割と普遍的に潜在していそうだとも。でも、この両立は不可能なため、限定的で擬似的なものとならざるを得ず、よって絶えず露見の可能性を孕む。本作でも妻に察知され、そのことにお互いが気付いたまま、両者が観察者でありながら同時に被観察者でもある合わせ鏡のような相互監視の荒涼とした20年が過ぎていくんだよね。
ウェイクフィールドの行為が無名性へのささやかな抵抗だったとするなら、その抵抗すら放棄したのがバートルビーだったのかもしれません。