『かくしてバンドは鳴りやまず』

かくしてバンドは鳴りやまず
かくしてバンドは鳴りやまず井田真木子

出版社 リトル・モア
発売日 2002.02
価格  ¥1,890(¥1,800)
ISBN:4898150659
知るほどに野蛮さと理不尽さに満ちている「事実」。敢えてそこに立ち向かう「ノンフィクションライター」とは何者か。20世紀を生きたノンフィクション作家の目に入り込み、彼ら自身を照射する最も危険な超ノンフィクション。
  • 推薦者:カイエ姫

K:「お互いに未読のもの」という課題図書の規則に反してしまっている*1本書(笑)。
井田真木子さんの著作をこのたび初めて読んだのだけれども、驚きをもって読書しました。その驚きは、自分がそれまでにノンフィクションというジャンルに持っていたイメージと本書が大きく異なっていたというところから派生しています。
ノンフィクションって作者の主観があまり反映されない分野だと感じていたのだけど、井田さんはガンガン主観によって「物語」を構築していくような作家さんなのよね。

*1:カイエ姫様の「僕は既読なのだけど」という発言を見落としていたアタシが悪いのだけれども(笑)。