『デウスの棄て児』

デウスの棄て児
デウスの棄て児嶽本野ばら

出版社 小学館
発売日 2003.07
価格  ¥1,260(¥1,200)
ISBN:4093861218
不義の子として生まれ、神に弄ばれ、棄てられ、絶望し、私は神を見限りました。神に背きし者、その名は「天草四郎」。切支丹3万7千人殉教の悲劇を強烈な解釈で描く。
  • 推薦者:コロ姫
  • 推薦理由
    • 嶽本野ばらが自分のコンプリート作家だから。
    • カイエ姫が嶽本の現時点最高傑作『エミリー』(ISBN:4087745740*1でもノバラー*2になってくれなかったので、なんとかしてノバラーになってもらうため。

K:嶽本野ばらはアタシのコンプリート作家です。
最近気がついたのですが、この作家の作品は「性的な描写がヌルいもの」「登場人物に名前があるもの」という場合はダメですね(笑)。

C:僕にとっては『エミリー』*3に続く、2冊目のノヴァラン・タケモーロー*4作品でした。
コロ姫たまのようにノヴァランの著作をコンプリートしていないので、俯瞰的に捉える視点は持ちあわせていませんが、なるほど、言われてみれば確かに上記2要素を満たしているよね(笑)。
それだけが「ダメ」の根本理由なのかはよく考えてみなければなりません(笑)。

*1:そして同作品が2004年で小説活動に終止符を打つと宣言していた嶽本氏の作家生活のうちで最高傑作ということになるのだと思います(笑)

*2:嶽本野ばらファンをそう呼ぶらしいです。2ちゃんねるにて情報取得。

*3:ごめんなさい。表題作しか読んでないのです(笑)。他2編収録だっけ?ノバラーへの道はこの2編を消化するところからまず始めよう。

*4:嶽本野ばら氏のことです。「岳本」という表記を稀に見かけます。