『ウェイクフィールド/ウェイクフィールドの妻』
ウェイクフィールド/ウェイクフィールドの妻 | |
ナサニエル・ホーソーン、エドゥアルド・ベルティ/柴田元幸、青木健史訳 出版社 新潮社 発売日 2004.10 価格 ¥1,680(¥1,600) ISBN:410544901X | |
オースター、カフカが影響を受けた“失踪もの”の古典『ウェイクフィールド』と南米の鬼才が妻の立場から描き直した野心作『ウェイクフィールドの妻』。 |
- 推薦者:カイエ嫁たま*1
C:コロ姫が『バートルビー』を読み終えた直後に、メルヴィル*2と同時代に活躍したもう一人の文豪、ホーソーンの作品が選出されるとは、なんてタイムリーなのでしょう(笑)。
「競作」というのも過去の課題図書にはなかった形式だよね。テーマは「失踪」。オースター、カフカが魅せられた作品。そして柴田氏訳。条件は整いました(笑)。
K:掲示をどうもありがとうー。今回はカイエ姫たまの「実は一番読みたかった本はもう買っちゃったんだよね(笑)」の言葉で決定した次第です(笑)。あたしはホーソーン*3って、まったく知らない作家さんだったのだけれども(恥)、カイエ姫たまの巧みな話術によって読みたくなった次第です(笑)。(04/11/10)
*1:嫁!では、『青春と変態』の推薦者をご覧に。
*2:レオス・カラックス監督作『ポーラX』(ASIN:B00005H3IL)の原作小説、メルヴィル作『ピエール』(ISBN:4336041911)。
*3:ホーソン作『緋文字』(ISBN:4003230418)の映画化作『スカーレット・レター』(ASIN:B00005G03I)。