『アフターダーク』

アフターダーク
アフターダーク村上春樹

出版社 講談社
発売日 2004.09
価格  ¥1,470(¥1,400)
ISBN:4062125366
夜明けまでには、まだずい分時間がある―村上春樹の作家デビュー25周年記念、書き下ろし最新作。

K:カイエ姫たまのお誕生月特権発動です。
9月に村上春樹の新刊が出るなんてほんと「お誕生日プレゼント」よね(笑)。

C:『海辺のカフカ』から約2年ぶりの書き下ろし新作。
嬉しい嬉しい誕生日プレゼントになりそうです。
少し緊張しています(笑)。

K:多作とはいえないフェイバリットな作家さんが自分のお誕生日に新作を出すなんてうれしいものよね(笑)。
ハルキン・ムラカミ*1は実は『約束された場所で』(ISBN:4163546006)以来数年ぶりの読書になります。

C:「誕生日特権発動に向けて、そろそろ選定作業*2に入ろう」と考えていた矢先の、ハルキン*3新作刊行の報せ。即、これに決定しました(笑)。
海辺のカフカ』刊行時には、待望していたにもかかわらず、読書欲減退中だったためか1ヶ月(いや、2ヶ月かも?)も積んだままだったよ(笑)。
今回はすぐに着手できますように…って課題だからね?>自分
コロ姫たまはハルキンの著作をどれくらいフォローしてるの?

K:大西作品*4は本当に勘弁してください(笑)。読書意欲が減退している時って、生活のうちのほとんどのことに対する意欲が同時に減退していて、読書意欲が低下している時は生きることそのものがままならなくなったりしない…?
カイエ姫様は課題図書駆込み読了が多いので、9月はトップランナーとしてゴールテープを切ってくれるのよねえ?(笑)
ハルキンの長編でフォローしている作品は以下に。
風の歌を聴け
1973年のピンボール
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
ノルウェイの森
ダンス・ダンス・ダンス
国境の南、太陽の西
ねじまき鳥クロニクル 第一部 泥棒かささぎ編』
ねじまき鳥クロニクル 第二部 予言する鳥編』
ねじまき鳥クロニクル 第三部 鳥刺し男編』
長編以外の作品についてはまた別の機会にでもリストアップいたしますね。しかし、アタシはハルキン著作をどうやらかなりの高い率でフォローしてるっぽいわね(笑)。ハルキン作品群にもっと早い段階で触れていたのなら、アタシもフェイバリットな作家さんになっていたかもしれないわねえ…。
カイエ姫様のハルキン好きは有名*5なのにもかかわらず、「どの作品が特に大好き!」とかその手のお話ってしたことがなかったわよね?この機会に是非、お話してくださいね?

C:「恐怖を消し去るには、その源の場所にすぐ戻らねばならない」。
神聖喜劇』がコロ嬢にとっての「熊の場所*6だよ!さあ、早く戻って!そして読了し、大西恐怖症を取り除いて!(笑)
読書・映画鑑賞意欲って、波の振幅の影響を割りと受けにくい恒常的な欲求としてあるような気がするのね。そういう意味では、最後の砦とも言えて。その砦が破られるってことは……だよね?(笑)
課題図書駆込み読了が多くてごめんなさい(笑)。でも、駆込み精読(語義矛盾?)だよ?わかりました、今ここで宣言しよう。トップランナー宣言をね(笑)。コロ嬢は数年ぶりのハルキン読書なのだから、未読ならぬ味読でゆっくりとね!
ハルキン長編フォローリストありがとう。7本も読んでるじゃない!隠れハルキストだね!ハルキンって、キャリアの割りに長編の本数って実は少ないんだよね。『アフターダーク』含めて、11本かな。『羊をめぐる冒険』『スプートニクの恋人』『海辺のカフカ』読了で、コロ姫もコンプリートだね(笑)。
大好きな作品の話*7はしてると思うけどなぁ…。どれも好きなのですが、敢えて挙げるなら長編だと『羊をめぐる冒険』、短編だと『午後の最後の芝生』*8『沈黙』*9『蜂蜜パイ』*10あたりかな。
ハルキンは僕にとってすごく個人的な作家*11です。

K:『神聖喜劇』挫折後は、「大西恐怖症」を飛び越えて「長編恐怖症」になっているアタシです(笑)。文庫本で600P以上あるような作品からは「長編恐怖症」の対象になっておりますよ…。
トップランナー宣言をしたわね?(笑)。今回のハルキン読書以外でも課題図書は全てトップで読了するって言う意味の宣言よね?(笑)今回はアタシは久しぶりのハルキン・ムラカミ読書になりますのでゆっくりと読ませていただくことにします。
ハルキンのリストを作成するにあたって、
IIS 7.5 详细错误 - 404.0 - Not Found
このページを参考にしたのね。このページは『羊をめぐる冒険』が長編リストから抜けてるじゃない(笑)。そうすると『スプートニクの恋人』『海辺のカフカ』の二作で長編はコンプリートしたことになるのね。頑張っコンプ*12しちゃおう*13かしら(笑)。*14
カイエ姫の大好きな作品は『羊をめぐる冒険』以外は読んでいないわね。『神の子どもたちはみな踊る』は先日購入しましたので『蜂蜜パイ』を読んでみますね。
アタシはハルキン読書をはじめたのが遅くてね。19歳くらい*15ではじめて『ノルウェイの森』を読んだのだけれども、「こんな複雑な心情を描く小説がベストセラーになるなんて絶対におかしい!」*16って思ったものだったわ。
確かに某部屋では春樹のお話はなんとなくみんな避けるわよね(笑)。どうしてでしょうね?春樹に関してはAERAからムックが出てしまうほどに「語られてしまった」作家さんなのかもしれないわね。
(未完です(笑))

C:コロ姫が参考にした「村上春樹.com」は僕もたまに覗いているよ(笑)。え?長編リストに『羊をめぐる冒険』あるよ?(笑)「著作案内」→「長編小説」を見たんだよね?

C:あ!カバー画像が変わっている…。今までイメージ画像だったから、これが正式のなんだろうね。なんか、素敵っぽいぞ(笑)。待ち遠しくて、そわそわしています(笑)。

K:とうとう発売月になりましたね(笑)。
確認したところ、発売日は9月7日とのこと(他店舗では9月9日に…。本当はいつなの?(笑))。そろそろ予約作業をいたしますねー。(04/09/05)

C:いよいよです(笑)。
発売日は9月7日のようだよ。講談社http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/afterdark/を覗いてみて。

C:購入しましたよー。
コロ姫のもとにも届いたのかな?あのねぇ、文字が大きめなんだよ…(笑)。上の書き込みのURLにも紹介があるけど、春樹の過去の作品をオリジナルカバーで文字も大きくして講談社文庫より3ヵ月連続で刊行するらしいのね。それで『アフターダーク』の文字も大きいのかな…。「(大きさではなく)密度が問題なのだ」と、鈴木某*17の言葉をもじってみたら、何だか違う意味になりそうですね(笑)。
さあ、読み始めよう。(04/09/08)

*1:当然村上春樹氏のことです。

*2:大西巨人『深淵(上下)』(ISBN:4334924204/ISBN:4334924212)は有力候補の一つでした。

*3:*1を参照のこと。

*4:同氏著の『神聖喜劇』は1巻の半分にて挫折中。

*5:某部屋では「カイエ姫様=ハルキン・ムラカミ」と認識されています(多分)。

*6:(C)舞城王太郎

*7:でも某部屋でハルキンの話題になると、なんとなく「まぁ、春樹の話はいいよ」という気になるのも事実です(笑)。

*8:中国行きのスロウ・ボート』(ISBN:412202840X)収録。

*9:レキシントンの幽霊』(ISBN:4167502038)収録。

*10:神の子どもたちはみな踊る』(ISBN:4101001502)収録。

*11:コロ嬢にとってのノヴァランにあたるかな?

*12:「頑張っコンプ」って、ヤング的な略し方だね(笑)。

*13:「頑張ってコンプしちゃおう」よ!意地悪ね!(笑)

*14:「意地悪さなら人後に落ちないわよっ!」と言いたくなりますね(笑)。

*15:この辺りから実は本を読むようになりました。これ以前は江戸川乱歩新井素子群ようこあたりの「軽め」の作家さんしか読んでいませんでした。

*16:斎藤美奈子が『文壇アイドル論』(ISBN:4000246135)で村上春樹よしもとばななを評して「評論家に受けて、普段本を読まない一般的な読者にも受ける。これが二人が長年ベストセラー作家になっている理由」と言うようなことをいっていてその後、「なぜ受けるのか」について興味深い論を進めていたのだけれども、生憎ながら忘れてしまいました(笑)。再読せねば。

*17:エンドレスワルツ』読んでください、鑑賞してください。